「育休とってる同僚尻目に、実績重ねてお先に行きますね 」というコメントを読んで、ふと「お先にどうぞ」という黄色いステッカーが思い浮かびました。
ここでいうところの「法定速度」は、結局のところ大多数の車は守っておらず、種々の縛りの中で、会社が速度を監視しているトラックなどが、これを背面に貼り付けて高速道路などで一番左のレーンを走行しています。
「法定速度」は社会の議論の中で事故件数や規模などから設定されるので、最近では見直しの動きの中で一部高速道路などで法定速度を上げることなどもありましたが、やはり大多数の一般人としては、警察のネズミ取りなどの中でお世話になるところです。つまるところ、何らかの取締りという権力の行使がない限りは、他人事でしかない。
たとえ経営者でなくとも、育休の義務化という形式が優先されると、箸の上げ下げまで指示されるようで気に食わない、という心も理解できますし、他方、女性の産後うつが影響したと思われる事件など、すでに「事故」も起きている中で、「法定速度」の縛りがきつくなるのも仕方ないのかなという思いもあります。
夫婦で１年育休とってる身としては、メキシコの漁師の話や「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」という交通安全の標語っぽい世の中になってほしいな、と。そんな感じです。
