にこいち育児

楽しむ育児を目指すポンコツふたり

育児疲れなどの報道をみて、育休中の男が考えること

6/20(木)21:15追記

コストを増やさず、運用ひとつで

意識のもち方を変えられるというのは、素晴らしい話です。

 

====追記ここまで======================

 

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長崎県の山奥のカフェの前


せんたうろ(id:centauro)です。

わたしたち夫婦は、「ワンオペ(育児)だめ絶対」を合言葉に

パパママ育休プラス制度にのっとってそれぞれ育児休業をしています。

 

そんな環境にあると、

「夫婦で育休とって、男は何をするの」という問いかけなどもリアルにあります

 

パパママ育休プラスという制度は、ママの負担を軽減して、

女性が仕事に戻りやすくしようという趣旨なので 、制度に沿っていうなら

「妻がキャリアを切らさないよう、勉強などをするため、自由な時間を与えている」

「男性育休が進まず、女性育休が当然視されるなら、

企業も女性を採用するモチベーションが下がるのではないか」

という答弁をすることになります

 

実際のわたしたち夫婦の話としては、滅多にないイベントだし、

実は大変だという育児を、ポンコツふたりがニコイチになって

楽しくやっていこうという程度の考えでした。

 

育休も3か月目となり、育児の楽しさというのは、

  1. 親子連れや赤ちゃん用品など、見えているのに認識していなかったものが認識できるようになるため、大仰にいうと、異界に迷い込んだ気分になれる
  2. 自分自身は望んでも手に入らない未来という可能性の塊と遊べる
  3. 見ず知らずの他人が「かわいいね」など褒めてくれる事があるので、自分は何もしてないのに、まるで自分が褒められた気分になれる
  4. 夫婦で同じ目的を共有できる

こんな感じで、文字にしてみれば

わりと育児を始める前からイメージできるようにも思えます

逆に、つらさ、というのは個別のものになるし

体験しないとわからない気がします

  1. 仕事と違い、時間に区切りがない。終わりもみえないし、いつでも突発作業(夜泣きのあやしやミルク作り)の呼び出しがかかるので睡眠不足になる
  2. やっていることの割に手間がかかる単純反復作業が多い
  3. 我が子の泣き声がすごい。パワハラと同じで、一回対応する習性がついてしまうと、日常にうっすら「対応しなければならない」というプレッシャーがかかる
  4. 常に赤子の安全を確保している必要があるため、同じ空間にいると意識の何割かがとられて何をするにも効率が下がる
  5. オキシトシンの影響なのか、母乳をあげている期間、妻が攻撃的になるので、妻自身も疲弊する

はたからみてると死ぬほど暇そうに見えるだろうな、ということも

…別にそれは辛くないな

 

育休も3か月目ともなると

つらさ、というのも慣れてきた気がします。

状況に変化がない場合は、自然に解消する類の問題ではないのですが。

 

このへん、特に女性については、

出産自体が大イベントで

出産直後というのは、自然分娩にしろ帝王切開にしろ

全治一ヶ月以上の大怪我をしている状態なので

どう考えてもサポートは必要な気がします。

 

「私は、別に大変じゃなかった…」と

翌日から普通に生活していたという友人もいますし

親族等のサポートなど、家族ごとに合意ラインがあるでしょうけど。

 

自分が気にしているせいもあるかもしれませんが、

最近は、育児疲れのニュースをみかけます。

 

www3.nhk.or.jp

出産から3か月がたつころ、体に不調を感じ始めました

 

このところ報道の多い、育児に絡んだ事件については

長岡市職員豊田市の3つ子の母も「授乳が大変で眠れない」ということを

述べているようです 。

報道を逐一おっているわけではないんですが、

母親だけが当事者になって、父親が何をしていたのか

あまり出てこない気がします。 

 

 

www.q-p.work

 

以前、男性が育児休暇を取らなかった理由についての

アンケート結果を取り上げました

他の回答はともかく、「会社で育児休業制度が整備されていなかった」というのは

ちょっと残念です。

 

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育児・介護休業法の概要

① 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること
② 子が1歳6か月(2歳までの育児休業の場合は2歳)に達するまでに、労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかでないこと

対象にならない人や、取らないという判断をする人はいると思いますが、

会社の制度にない、という回答は、これこそ国の周知不足なのではないでしょうか…

育休義務化の議論も話題になっている昨今です

 

news.yahoo.co.jp

 

各家庭でどういう判断をするにしろ、

周知不足で利用されなかった、ということがない方が

明るい未来につながると思います。

 

今日はこのへんで

それではまた。