にこいち育児

楽しむ育児を目指すポンコツふたり

妻です。上昇婚ってなんやねん。

こんにちは。くろねこのたんご (id:mimizaru) です。旦那さんが面白い記事を教えてくれました。年収も学歴も妻が高いと「上昇婚ではなく」下降婚となるのか。

note.mu

上昇婚とはなんぞや? Noteの内容の趣旨

現代日本の上昇婚問題の先駆者である赤川学(2016)によると、「上昇婚」とは「(女性が)自分よりも経済的・社会的に有利な立場をもつと期待される男性との結婚を求める傾向」である。

このNoteの記事の考察によると、女性が高望みして上昇婚を望むために、「男性がつらい」原因になっており、それが元農水相事務次官の引きこもりの子を殺害するという事件に凝縮されているそうだ。そして、近年のフェミニズムが女性への「過剰サービス」となっており、世界的にみて日本の女性は男性よりも幸福度が高く、これ以上はフェミニズムは誰も幸せにしないし、未婚の男性が可哀想という結論となっている。

近年のフェミニズムは「わたしたちは怒っていい」という掛け声のもと「ヒールの靴が履きにくい」とか「裁判所はおかしい」と怒っているが、本当に切実なことなのだろうか。

ヒールの話についてはともかく、「裁判所はおかしい」の話は性犯罪が無罪になった件を指しているのであれば、犯罪は犯罪だろう。何を言っているのだろうという感じ。 女性が幸福かどうかはどうかともおき、いまだ男女の格差は存在しており、例えばそれは医学部入試で合否に差別していたことが昨今明らかにもなってしまった。一番の問題は男女で「公平」ではない状態であるということである。女性には自分では解決できないアンコントローラブルな不公平はいまだ存在するのだ。特に日本においては。

憶測するにこの執筆者は未婚の男性で結婚したいができないのか。当事者としてつらいと思っているのだろう。自分の意図するデータを一生懸命集めてご苦労様である。男性は女性よりもある程度コントローラブルなわけなのだから、オレ可哀想!は置いといてもちっとがんばれと言いたい。 小さなムスメの母としては、将来困らないように世の中の不公平はなくしていきたいし、不公平があっても幸せに生き抜いていける術を身につけさせたいと思っている。

下降婚は高望みしなかったからか

下降婚らしい我々であるが、周りからは私は「高望みな結婚」をしたと思われている。42歳で10歳年下の男性を夫にしたわけだからある意味当然である。 結婚が決まり旦那さんを実家にいった時である。私の父は私にこう言った。「お前まだ結婚するつもりだったのか?」確かにそうだ。42歳になる行き遅れの娘がやっと夫となる人を連れてきたのだ。そして、父はさらに旦那さんにこう言った。「うちの娘、ヒトの言うこときかへんで。」従順とは程遠い娘が嫁にいくのが信じられないらしく、「ウチの娘のどこが良かったの?」と真剣に聞いている。長い熟考のあと旦那さんは目を泳がせながら「裏表のないところですかね。」と答えた。裏を返せば、妻は忖度できない空気読まない人です、言っているようなものだが、父はそうだそうだ娘にもいいところあったなと、納得したようだった。 それから実家に帰るたびに旦那さんは言われるのだ。「クーリングオフ禁止やで。ちゃんと連れて帰ってや」。 そう言われてもしょうがない。仕事ばっかりして結婚に行き遅れ、女子力はなく、料理もしないし、下手に知恵をつけて、可愛げがない。 私も旦那さんはよく私と結婚したなと思う。高望みしたとは思っていないが、私はラッキーであったとは思うのだ。

幸せな結婚で重要な要素:共有する価値観

なぜ結婚したのかというと、私と旦那さんは価値観が似ているということが大きいのではないか。もともと知り合ったのはアウトドアのイベントであるし、共にマンガやガジェットが好きだし、旅行や温泉ラブ、お金に対する考え方(宵越しのカネは持たねえ)、好きなものが似ているのだ。もちろん、双方違う考えを持っていることもあるが、だいたいお互いの考えを共有しなんとか尊重しようとしている。将来は海外で働いてみたいとか、山や海に囲まれたところに住んでみたいとか。人生のベクトルが同じであれば、同じ夢に向かって人生を切り開いていける。 我々は共働きである。夫婦がお互いにセイフティネットとなって、リスクをとることもできる。例えば、どちらかが仕事を辞めて、勉強をしてキャリアアップを狙ったりもできるわけだ。夫婦は人生におけるチームメイトみたいなもので、一緒に幸せになるために協力しあえる。小さなムスメもチーム入りしたこともあり、ムスメも一緒に幸せに楽しく生きて行けるように夫婦で協力しあうのだ。その最初の一歩が夫婦で一年育休取得したわけである。

上昇婚とか、、共働きがこれだけ増えているなかで、何いうてるねん笑とおもったわけでした。